IDEOS にカスタムROM導入

イモバ版じゃなくて国際版のHuawei IDEOS 8150-B (以下、IDEOS) にカスタムROMを導入してみた話。

昨年、IDEOS 国際版を入手した時は、イモバの赤SIMが使える!と大喜びしたあとで、が対応しているはずなのにDoCoMoのSIMが使えなくてがっかりし、でもその後DoCoMo(b-mobile)のSIMでも使えるようになるというイタリアvodafone版のROMを国際版に上書き導入して、「ニャッハー!」って感じで使っていたんですよ。が、そのあと赤SIMを諸事情で封印したので今まで放置していたんですが、ふとググってみると今はIDEOS用に色々なカスタムROMがあるらしく、楽しめそうということでカスタムROMを導入して遊んでみることにしました。

カスタムROMで遊ぶためには、まずrootをとらないとあかんです。まぁ、国内メーカーの端末じゃなくて中国のメーカーですから、結構簡単に取れます。ネット上に転がっているz4rootというアプリケーションをゲットしてきてインストールすると、あとはボタンを一回クリックするだけでさっくりとroot権限が取得できます。

以前持っていたXperia X10 mini proをアルゼンチン版からインド版に書き換えるときにroot権限が必要で、この時はそのためにAndroid SDKが必要だったり、PC側からデバッガ経由で操作したりする必要があって(環境の準備が)大変でした・・・。まぁ、そのあとXperia X8でroot取るときはz4rootで楽しましたけどね。

さて、無事にrootが取れるようになったらPCならブートローダにあたるリカバリを更新して好き勝手してブート出来るようにします。が、rootが取れるようになった後では手順としてはものすごく簡単です。Android MarketからROM Managerというアプリを見つけてインストール、そしたらこれを立ち上げてアプリのメニューにある「Clockworkmod Recveryを導入する」を選択すればあっという間に完了です。この手のガジェットに関わるBaKIの師匠である某I氏に聞くと、Androidの黎明機やそれより前のスマートフォンではリカバリ(ブートローダ)を書き換えるのは文鎮化覚悟の大変な作業だったそうで、それに比較すると申し訳ないほどの楽ちんさです。

リカバリが導入できたら後はもうカスタムROMを焼き込むだけです。

で、調べるとIDEOSにはいろいろとカスタムROMが出回っているわけで、どれを導入するのか悩むところです。いっそ順に全部試せば?という考えも頭によぎりましたが、導入作業をすること自体が目的ではなくて、導入したものを使っていろいろ遊ぶのが目的なので、先人が蓄積してくれた情報を吟味して、結局ネット上によい評価が多かった FUSIONideos をインストールしてみることに決定。

xda-developer から FUSIONideos の最新版でかつ最終版らしいVer.2.0のイメージ見つけてきてダウンロード。これをIDEOSのSDカードの適当な場所にコピー。で、そしたら ROM Manager を立ち上げて「SDカードからROMをインストール」を実行して、導入するイメージとして先ほど落としてきたファイルを指定するとあとは自動でインストーラがROMを書き換えて導入してくれます。導入処理(ファイルコピー)が終わったら自動で再起動がかかって、あとは新しいOSが上がってきて完了です。

で、その後いつも通りに初回起動時のドロイド君が現れて、Androidの導入設定に入るはずなんですが、なぜかそうならない!。IDEOSのロゴが現れたあとでフリーズしたように画面に変化なし。ROM更新直後は初期設定など時間がかかる処理が入るのでどの端末でもだいぶ待つんですが、とは言ってもかかりすぎ。不安になって、OSを立ち上げるのはあきらめ、直前まで動作していたイタリア版のROMに戻そうとするも、そもそも電源オン直後にリカバリを起動させる操作がわからない。もう「文鎮」という単語が頭をよぎる中泣きそうになりながら、いろいろなキーを押しつつ試しました。結局、Xperiaでネットを検索して5つめ位に見つけた、どなたかのWikiのページの記述にあるとおり電源を入れたらリカバリが立ち上がりました。

リカバリの立ち上げ方さえわかれば、最悪の文鎮化は避けられるので、再び攻撃的に攻めることにして、OSの導入作業を再開。すると、先の試行錯誤は何だったのかというほどのあっけなさでFUSIONideosのロゴが表示されてOSが上がってきました。やはり、慣れている方法で作業するのが確実ですなぁ・・・。

そして、OSが起動するようになったら、もう普通のAndroid端末なので、あとはAPNやらGoogleアカウントやらの設定すればいつもの環境ができあがって導入完了!です。B-mobile(ドコモ)のSIMで動作を確認して、さらにイモバの赤SIMでの動作も確認して、新しいIDEOSの出来あがり、っと。



FUSIONideos に変えたことでだいぶバッテリが持つようになりましたよ!逆にCPUのクロックアップも簡単にできるようになったのでバッテリが持たないようにもできました!さておき、このあともしばらく楽しめそうです!

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